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当店について

長崎屋 百年の歩み

歳月には、力がある。

一世紀という気の遠くなるような時間を、「長崎屋」はこの広島で、営んでまいりました。歴史とともに培ってきた信用を、無形の財産とし、創業者の精神をまっすぐに継承し続けてまいりました。いま、”老舗”という看板を時代に照らし合わせながら、私たちはまた次代に向けて、新たな価値観を身につけようとしています。

長崎屋の経営理念

長崎屋
  • お客様の豊かな暮らしと健康に奉仕します。
  • 社員の豊かな未来の実現に向かって邁進します。
  • 会社の信頼と実績の高揚に努めます。

長崎屋の誕生。

明治30年頃の長崎屋

明治30年頃の長崎屋

広島市が市制へ移行して、4年後の明治25年、「長崎屋」は広島市中島本町で創業しました。当時は、ようやく商業が活発化の機運を見せ始めていたころで、前年には中島本町へ観商場が開設。その翌年、広島電燈や米綿取引所が設立されました。

このような中で長崎宇太郎は、輸入食料品に着目。これまでなかったものを新しいものの販売を目指して「長崎屋」を開店しました。明治という時代をベースに、最初の一歩をしるしたのです。

ひたむきに、ひたすらに。

昭和25年 長崎屋店頭風景

昭和25年 長崎屋店頭風景

明治・大正と混沌とした社会情勢の中で、ただひたむきにお客様のご要望に向き合うことで、広島での確固たる地位を築いていきました。その中で、”ふるさと・広島”という原点に触れ、このとき、「広島菜」・「広島カキ」という貴重な二大特産品を”広島の贈答品”として定着させる一歩を見出しました。そして昭和を迎え原爆という悲惨な出来事の前に長崎屋もなすすべなく店舗を焼失しました。

何もないところから人々は立ち上がり長崎屋も原爆投下後わずか2年後の昭和22年7月にいま現在の場所である本通りに開店いたしました。当時の物不足品不足は大きな打撃でしたが、先人の経営哲学そして老舗という誇りをむねに新たな一歩を踏み出しました。

鋭敏な決断と先見性、年商百億突破。

昭和34年開店当時のスパーク吉島店

昭和34年開店当時の
スパーク吉島店

戦後の復興とともにようやくモノも豊富に揃うようになり、人々の商品への期待も高まる中、「長崎屋」はそうした声に、ふるさとの産品をどんどん紹介しながら、従来の輸入品とともに、安定した独特のカラーをもって、お客様にご要望にお応えいたしました。

そしてその戦後の景気低迷から完全に脱し高度成長の波に乗った「長崎屋」も時代の流れに合わせ二代目社長・長崎 清は、食品の動きの変化にいち早く着目するとともに「大衆に奉仕し愛される」という経営方針に基づき、昭和38年、吉島に衣料品中心のスーパーマーケットを開店しました。

創業以来の厚い信頼にこたえるため、”品質の良さ”、”低価格”、”店員の人柄づくり”に重点を置いたスーパーマーケット「スパーク」を広島近郊にチェーン展開していきます。そしてこのチェーン化により確実に業績を積み上げ、昭和55年には年商100億円を突破し地域に愛される店として今日までお客様に支え続けられてきました。

長崎屋
長崎屋
長崎屋

広島の未来とともに時代を駆け抜ける。

「長崎屋」は創業百二十余年という歳月を経て、常に時代の先端と、そこで生活するお客様の想いに敏感に反応してきました。時代の変遷とともに生活スタイルが変化しても、創業当時からの理念である「お客様は、今何を望んでおられるか」そして、「お客様に喜んでいただく名産品」の要望にお応えするため、創業当初から今日まで、安心・信頼される商品を”生産者様”や”お取引企業様”とともに築き上げてきました。これからも、大切な方にお届けする名産品や贈答品を長崎屋の目線で厳選してお届けしてまいります。